きたぐりフェスティバルを終えて
ベンチに大人が入らない、ノーコーチング形式へと生まれ変わった、きたぐりフェスティバル。趣旨を理解していただき、参加の決断をしていただいたFCヴェレン大洗さん、FCレジスタつくばさん、ALL IWASE(坂戸SSS、南飯田SSSの6年生で構成)の監督・コーチスタッフの決断と選手の皆様に心から感謝申し上げます。
昨年の丁度、今頃の時期に、レジスタつくばさんが池上さんをつくばにお招きし、池上さんの指導者講習会と講演会に参加した事が、実際に行動に移すきっかけなったことは言うまでもありません。
大人はどうしても、子どもに失敗させまいと導こうとしてしまいますが、今大会は、参加した4チームによるリーグ戦で各チーム3試合を全員が1試合以上、出来れば1試合半の試合時間を分け合うチャレンジをすることと、線審は選手の皆さんに行ってもらうことをルールとしてお願いしました。
メンバー全員を出場させること、その中で勝利を目指すことの両方を選手たち自身で考え、マネジメントする中で、各チーム、勝った負けたは当然ありましたが、前半負けていたのに、後半は選手を入れ替えたりシステムを変えて同点に追いついた試合を指揮していたのは、この日、怪我で試合に出ることの出来なかった監督代行の見事な采配を観ることも出来ました。
コーチの腕時計を借りて自分たちの試合時間と、線審の時間にも遅れることなく、この日をやりきった選手たち、大人が離れた時、子どもたちのいきいきとした姿を観て、考えさせられたのは自分だけでは無かったでしょう。
成長のスピードが一人一人違う子どもたちを前に、我々、指導者はしっかり一人一人と向き合い、ピッチの中や、それ以外でもコントローラーで選手たちを操るのではなく、自分の意思で動ける選手、『コーチ、俺たちはこう戦いたいんだよ!』って言ってくれるような選手の育成を目指したいきたいと。
今回の"きたフェス"を終え、改めて強く想いました。
今回のフェスティバルでたった1日ですが、子どもたちと向き合うサッカーから、大人が離れること、自分自身が少し離れたところから見守ること、の経験が出来たことを今後のコーチングに活かしていきたいと思います。
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